かつては架空請求など料金に関するトラブルが多かった出会い系業界――。
出会い系サイト規正法などの対策により被害件数は激減したものの、悪いイメージは払拭されず、出会い系 = 詐欺と考える人は今も大勢います。
未だ法外な料金設定の悪質な出会い系も実存するので、利用には十分な注意が必要ですが、警戒心が強すぎても理想の出会いを探すことは出来ません。
したがって、出会い系の料金に関する正しい知識を身につけておくことは、安全な出会い系ライフを送るための大切な要素のひとつと言えるでしょう。
出会い系の料金体系
出会い系には、全てタダで利用できる無料の出会い系と、そうでない有料の出会い系があります。
どちらも会員登録は無料ですが、コンテンツ利用に料金がかかるのが有料の出会い系です。
有料の出会い系では、男性は有料、女性は無料というのが一般的ですが、どのコンテンツにどれくらいの料金がかかるかは出会い系によって異なります。
これからご紹介するのは、出会い系の代表的な3つの料金体系です。
完全無料
まず最初にご紹介するのは、全てのコンテンツをタダで利用できる完全無料の出会い系です。
完全無料の出会い系は、広告掲載によって運営が成り立っているので利用料金はかかりませんが、その分セキュリティ面や出会いやすさの面でやや不安な点があります。
無料と有料、どちらを利用するかは人それぞれですが、私のおすすめは有料の出会い系です。
それぞれのメリットとデメリットについては、当サイト「無料 vs 有料!本当におすすめの出会い系はどっち?」でもご紹介しているので参考にしてみて下さい。
参考その出会い系は本当に無料?
Webサイトや広告上で無料を強調しながらも、実は会員登録だけが無料という出会い系をよく見ます。「有料だなんて知らなかった!」となる前に、料金表は事前に確認しておきましょう。
出会い系アプリの場合は「App 内課金があります」などの表記がApp StoreやGoogle Playなどのストア上にあるので、アプリをインストールする前に確認しておきましょう。
定額制
次にご紹介するのは、定額制の出会い系です。
決められた料金を支払うことで、コンテンツの利用が一定の期間、使い放題になるのが定額制の出会い系です。
基本的には決められた料金以上の支払いは発生しないので、お金の心配をせずに利用できるのが定額制の出会い系のメリットです。
しかし、利用頻度が多くても少なくても同じ料金が発生するので、利用しないともったいないという側面も持ち合わせています。
参考長期申し込みでお得に!?
定額制の出会い系では、1ヶ月毎のプラン料金が設定されているのが一般的ですが、一度に申し込む利用期間が長ければ長いほど、料金がお得になる出会い系もあります。
下記はPairs(ペアーズ)の料金表(男性)ですが、1ヶ月プランが3,480円、12が月プランが17,760円となっています。これを1ヶ月単位の料金に換算すると12ヶ月プランのほうが毎月2,000円もお得になる計算になります。
一括払い | 月額料金 | |
1ヶ月プラン | 3,480円 | 3,480円 |
3ヶ月プラン | 7,440円 | 2,480円 |
6ヶ月プラン | 11,880円 | 1,980円 |
12ヶ月プラン | 17,760円 | 1,480円 |
ポイント制
そして、出会い系の中で最も多いのがポイント制の出会い系です。
ポイント制の出会い系では、事前に購入したポイントを使ってコンテンツを利用します。定額制と違い、使いたい分だけポイントを購入すれば良いのでお金の無駄は省けますが、相手とのやりとり回数などが増えるとその分料金が多くかかってしまいます。
どのコンテンツにどれだけのポイントを消費するかは出会い系によって異なります。メール送信1通につき50円の出会い系もあれば、70円の出会い系もあるので注意しましょう。
参考図メール送信1通の料金
消費ポイント | 料金換算 | |
ワクワクメール | 5 | 約50円 |
メル☆パラ | 6 | 約60円 |
Jメール | 7 | 約70円 |
また、ポイント制の出会い系は会員登録時に無料ポイントがもらえ、お試しでその出会い系を利用することができます。ちなみに、ポイントは1度に購入する額が多いほど、おまけでもらえるポイントも多くなるのでお得です。
料金の支払い方法
同じAという出会い系でも、Web版(出会い系サイト)とアプリ版(出会い系アプリ)では料金の支払い方法は異なります。
なぜならアプリ版は、Google PlayやApp Storeなどのプラットフォームにより、料金の支払い方法が限定されるからです。
したがって、同じAという出会い系があった場合、アプリ版よりWeb版のほうが料金の支払い方法の選択肢が多いということになります。
Web版(出会い系サイト)の場合
出会い系サイトによって用意されている決済方法は異なりますが、大手業者の場合、大体用意されているのが以下となります。
- クレジット決済
- 銀行振り込み
- 電子マネー
クレジット決済の場合、明細に記載される名称が利用した出会い系サイトと違う名称であることが多いようです。
銀行振り込みは、ゆうちょ銀行の振込先を用意している出会い系もあります。
また、電子マネーは、コンビニダイレクト、セキュリティマネー、ビットキャッシュ、C-CHECK、Gマネーなどが一般的に利用できます。出会い系を利用していることを絶対に知られたくないという人には、匿名性が強い電子マネーでの支払いがおすすめです。
アプリ版(出会い系アプリ)の場合
出会い系アプリの場合は、GoogleやAppleの規約により、銀行振り込みや電子マネーの利用が出来ず、支払い方法は以下の3つに限定されています。
- クレジット決済
- キャリア決済(ドコモ・au・ソフトバンク)
- ギフトカード(Google PlayギフトカードやApple Storeギフトカード)
参考同じ料金でもWeb版とアプリ版では貰えるポイントが違う!?
同じAという出会い系でも、Web版とアプリ版では料金の支払い方法が異なることは説明済みですが、同じ料金でもアプリ版のほうが貰えるポイントが少ない場合があります。
これは出会い系の運営業者が、Google PlayやApp Storeでアプリを公開させてもらう代わりに支払う手数料が関係しています。運営業者がGoogleやAppleに支払わなければならない手数料は、実に売り上げの30%です。
同じ料金でもアプリ版のほうがWeb版より貰えるポイントが少ないのは、この手数料分を差し引いているためです。
まとめ 出会い系を利用する前に
出会い系の料金は基本的には前払い制で、昔にあったような後から超過分を請求する出会い系は今はまず無いでしょう。
しかしながら、メール送信1通につき200円以上や、リミット解除機能の利用に数万円という法外な料金設定をしている出会い系は未だ存在します。
したがって、出会い系を利用する前に、特定商取引法に基づく表記や料金表を必ず確認するようにしましょう。有料にもかかわらず、料金が明確に表記されていない出会い系の利用は控えることをおすすめします。
また、退会すると購入したポイントが無効になる出会い系も多くあるので、事前に利用規約も確認しておくと良いでしょう。