GPSを利用することで出会いの幅が広がったことに間違いはありませんが、一方で、悪質な出会い系業者によって悪用されていることが問題とも言えます。
事実、GPS機能を備えた出会い系アプリは悪質な詐欺アプリの可能性が高いと言えます。
出会い系におけるGPSの役割
出会い系業界では、アプリの普及と共に、GPSを利用した出会い系が増加しました。スマホによって、GPS機能の導入が手軽になったからです。
出会い系アプリにおけるGPSの役割は、マップで会員の現在位置を表示することです。具体的には、自分の近所の相手を探せたり、すれ違った相手と知り合えるようになりました。
つまり、GPS機能を備えた出会い系アプリの登場により、出会いがより身近でリアルなものとなったのです。ところが、それを逆手にとり、利用者を騙そうとする悪質な出会い系アプリが後を絶ちません。
出会い系におけるGPSの危険性
GPSを利用した詐欺
悪質な出会い系業者は、サクラが自分の位置情報を自由に操作できる仕組みを持っています。これにより、サクラはあたかも本当にそこに実在するかのように演出することができるわけです。
例えば、サクラはあなたの近所に住んでいるように演じることができますし、待ち合わせ場所にもいるように演じることができます。
つまりGPSを悪用することにより、従来より巧妙なサクラ行為ができるようになったのです。
先にもお伝えしましたが、GPS機能を備えた出会い系のほとんどがこのような悪質な詐欺アプリです。特に出会い系の派生型であるチャットアプリには詐欺アプリ多いので注意しましょう。
解説チャットアプリとは?
チャットアプリは、その名の通りチャット機能をメインとしたアプリです。
ところが、多くのチャットアプリは、出会い系でお馴染みのユーザー検索や掲示板等などの機能も持ち合わせてあり、その中身は出会い系アプリとなんら変わりはありません。
それにも関わらずインターネット異性紹介事業の届出をしていなかったり、さらに会員女性がサクラだらけだったりと、危険性が非常に高いので利用の際は十分な注意が必要です。
個人情報の流出
なぜなら、GPSで現在位置が分かるということは、自分の現在位置が他人や出会い系業者に知られることにもなるからです。
特にGPSを利用したマップ機能がある出会い系アプリでは、自宅や職場の場所が知られる可能性もあります。
したがって、GPS機能が備わっている出会い系アプリを利用するときは、安易に位置情報の取得を許可せず、慎重に利用を判断することが大切です。
GPSを利用した安全な出会い系
CROSS ME
CROSS MEの特徴は、すれ違いを知らせる機能で、何回すれ違ったかを表示する仕組みは国内初の機能とのことです。
リリースから1ヶ月で会員数が3万人を突破しており、プロモーション活動にとても力を入れていることもうかがえます。
位置情報についてはブログで技術公開(位置情報を使った「すれ違い」機能の実装)していたり、なによりAmebaブログやAbemaTV(アベマTV)を展開しているサーバーエージェントが関連していることから、信頼度はとても高いと言える出会い系です。
ちなみに、サイバーエージェントグループは「タップル誕生」や「Qunme (キュンミー) 」など複数の出会い系サービスをリリースしています。
ハッピーメール
株式会社アイベックが運営する「ハッピーメール」は、運営開始から17年以上経つ老舗の出会い系です。
国内最大級の出会い系のひとつでもあり、会員数は1300万を超えています。インターネット異性紹介事業の届出や、また、電話番号認証を取り入れていることから、その安全性はとても高いと言えます。
GPSはプロフィール検索で利用され、好みの相手を探すときに、自分の位置から距離が近い順で並び替えることがことができます。
ハッピーメールについては、当サイト内のハッピーメールの口コミと評価【アプリ/Web版】でも詳しく紹介しています。
Tinder
自分の近くにいる相手と気軽に知り合えることができ、また、無料で利用できるのも人気の理由です。
ただ、外国人の利用者が多く、日本人との出会いを探したいという人にはあまり向かないかもしれません。