強盗傷害などの疑いで逮捕・起訴された和田龍星被告(21)ら2人は去年3月、女性を装って出会い系サイトで呼び出した男性(21)に大阪市東住吉区の路上で「何、妹に手を出してんねん」などと因縁をつけ、ハンマーのようなもので頭を殴り軽傷を負わせ、現金約6万円が入ったカバンなどを奪った罪に問われています。
引用:MBS 関西のニュース
大阪で発生した今回の事件。犯人が悪用した出会い系は明らかになっていませんが、ハッピーメールやPCMAXなどの有名な出会い系でも同様の被害に遭う可能性があります。
なぜなら、出会い系のほとんどが本人確認を実施していないからです。
出会い系サイト規制法は、各出会い系に利用者の年齢確認を義務付ける法律ですが、本人確認は義務付けていません。身分証の提示の際は顔写真や名前などを隠しても問題ない為、今回の犯人もなりすましが可能だったと推測できます。
一方で、本人確認を実施している出会いサービスもあります。それがyoubrideやエキサイト婚活などの婚活サイトです。結婚を前提とした婚活サイトでは利用者同士の信用が重要となるため、顔写真や名前などの確認が必須となっているわけです。
また、Pairs(ペアーズ)やOmiaiなどのマッチングアプリは本人確認こそ実施していませんが、Facebook認証を採用している為、本人である可能性がかなり高いと言えます。ただし、そもそもFacebookアカウントが偽物だったら意味がない為、100%なりすまし対策が出来ているとは言い切れません。
このように、なりすまし対策については婚活サイトやマッチングアプリのほうが出会い系よりも強固と言えます。ただ、匿名で気軽に利用できるのも出会い系の良い点です。人に言えないような出会いは婚活サイトやマッチングアプリでは探せないのも事実です。
出会い系を利用する際は、警戒を怠らず、決して甘い誘いには乗らないように十分注意して下さい。
出会い系のなりすましの特徴
- プロフィール写真が美人すぎる
- 自己紹介が男性の気を引くようなアダルトな内容
- すぐ会いたいと言ってくる
- 一方的にメッセージを何度も送ってくる