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プログラミングできない僕が出会い系アプリを作成した方法と公開までにかかった時間

投稿日:2017年9月14日 更新日:

プログラミングができないから・・・そんな理由でアプリの作成を諦めている方はいませんか?

ちょっと待ってください!もしあなたがアプリを作りたいと考えていても、必ずしもあなた自身がプログラミングを覚える必要はありません。

なぜそう言いきれるか?それは、私自身がプログラミングできないにも関わらず、出会い系アプリを公開できたからです。

プログラマーになりたい!という夢を持っているなら話は別ですが、アプリを作ってお金儲けしたい!という人は、技術の習得よりもコンセプト作りや集客等の運営面のほうが私は大切だと考えています。

今回は、そんな私が出会い系アプリを作成した方法と公開までにかかった時間についてお話しします。

出会い系アプリの作成から公開までの流れ

まず、アプリを公開するまでの大まかな流れを説明します。

1日目~34日目: (依頼) プログラマーとデザイナーへ依頼など
35日目~52日目: (準備) ドメインやサーバー準備、PCサイト作成など
53日目~82日目: (修正) デバッグ、修正
83日目: (公開) Android版の公開
113日目: (公開) iOS版の公開

上記を見て頂いて分かる通り、出会い系アプリを作成開始から公開するまでにかかった日数は合計113日、Android版のみだと約3ヶ月でリリースに至っています。

では、具体的にどんなことをしたか、順番に解説したいと思います。

アプリ作成の依頼

1日目~14日目:プログラマーとデザイナー探し

冒頭でお話した通り、私はプログラミングが出来ません。ついでにデザインも出来ません(笑)したがって、私の出会い系アプリの作成はプログラマーとデザイナー探しから始まります。

プログラマーの知り合いがいれば頼るのもアリだと思いますが、私はクラウドソーシングを利用しました(クラウドソーシングについての説明は割愛しますm(_ _)m)

有名所だとランサーズクラウドワークスといったサイトがありますが、「出会い系アプリの開発」や「マッチングアプリのデザイン」などで募集すると、数日のうちに数件の提案があると思います。

多くの提案を募るためにクラウドソーシングサービスを複数同時に利用するのもアリです。

クラウドソーシングサイト「ランサーズ」

15日目:契約、アプリ名の決定

プログラマーやデザイナーを選ぶときは予算にもよりますが、なるべく出会い系アプリの制作実績がある相手を選びましょう(私は実績がない相手を選んでしまったばっかりに、計画が途中で頓挫してしまった経験もあります)

依頼相手が決まったら正式な契約となります。契約と言っても、クラウドソーシングサービスを利用した場合は契約書も必要なく、料金の支払いや進捗の管理なども全てサイト内で行えます。

ちなみに私は契約の時点で、アプリ名も考えておきました。と言うのも、アプリ名が決まっていたほうが依頼相手に雰囲気が伝わりますし、なによりアプリへの愛着が沸くからです(笑)

16日目~19日目:依頼、デヴェロッパーアカウント取得

契約が完了したら、いよいよ本格的に出会い系アプリの作成開始となります。

と言っても、繰り返すようですが、私はプログラミングもデザインも出来ないので、プログラマーやデザイナーに「こういうのを作りたい」という詳細を伝える作業になります。

私が依頼した相手は出会い系アプリの知識があったので話がスムーズだったのですが、そうでない相手の場合はこの部分で苦労するかもしれません。おすすめは参考となるアプリを提示してこんな感じにして欲しいと伝える方法です。

また、このあたりでデヴェロッパーアカウントも取得しました。App Storeでアプリを公開したい場合はApple Developer Programで、Google Playでアプリを公開したい場合はGoogle Play Developer Consoleで、それぞれアカウントを取得する必要があります。

Apple Developer Program

ちなみに、アカウント取得にかかる費用は、Apple Developer Programが年間料金99ドル、Google Play Developer Consoleが登録料25ドルとなっています(2017年9月現在)

20日目~33日目:機能や仕様の決定

機能や仕様の決定とは、例えば、何種類の掲示板を用意するか、ユーザーのプロフィールはどんな項目にするか、ポイント・料金はどうするか等です。

特にポイント・料金の決定は重要な部分なので、競合となるアプリと比較して決めましょう。また、アプリ公開後も可能な限り簡単に変更が出来る仕様にしてもらいましょう。

決定した機能や仕様は随時プログラマーとデザイナーに伝え、同時に進捗具合も確認するようにしていました。

34日目:デザイン完成

依頼から約2週間でデザインは仕上がってきました。

デザインの納品は、画像データをそのままプログラマーに渡せる形で納品してもらうと楽です。したがって、画像データの保存形式、ファイル名などを予め打ち合わせておいたほうが良いです。

私の場合、Adobe Illustratorのaiファイルを、掲示板ページ用(bbs.ai)、プロフィールページ用(profile.ai)のようにページ毎に用意してもらいました。

ちなみに、ファイルの共有はGoogle ドライブなどのオンラインストレージを利用すると便利です。

アプリ公開に向けた準備

35日目~38日目:紹介用スクリーンショット、アイコン、説明文の作成

App StoreやGoogle Playにアプリを公開する場合、アプリの紹介用スクリーンショット、アイコン、説明文を用意する必要があります。

参考:ワクワクメールのスクリーンショット / App Storeより転載

スクリーンショットやアイコンのサイズ等の情報は、デヴェロッパーサイトを確認したり、ググるとすぐ分かると思いますので説明は割愛します。

スクリーンショットやアイコンはデザイナーに依頼しても良いのですが、私は細かいニュアンスが伝えづらいと思ったので自分で作りました。紹介用スクリーンショット、アイコン、説明文はユーザーへの訴求部分なので、こだわりを持ったほうが良いと思います。

39日目~44日目:サーバー契約、ドメイン取得、電話番号取得

サーバーはスタートから1ヶ月以上経過してから用意しました。アプリの開発はローカル環境でもできるので、サーバー代を少しでも浮かすためにこのタイミングとなったわけです(笑)

どんなサーバーを用意するかは、アプリの規模感も含めてプログラマーと相談して決定しましょう。

また、同時期にドメインと電話番号を取得しました。電話番号は主にユーザーからの問い合わせ用に用意しましたが、メールアドレスがあれば基本的には電話番号は必要ないので、無理に用意する必要もないかと思います。

私の場合、050から始まるIP電話を利用しました。信用はイマイチかもしれませんが、無いよりはマシです(たぶん)

45日目~52日目:Webサイト作成

アプリのみでのサービスを考えている場合は、Webサイトは特に用意する必要はありません。実際にWebサイトを持たない出会い系アプリも沢山あります。

ただ、サービス名でググったときにWebサイトが検索結果に表示されるか、されないかで信頼性は違ってくると思います。面倒でなければ用意したほうがベターでしょう。

私の場合、Webサイトと言っても大袈裟なものではなく、WordPressで作ったペライチのものを用意しました。

アプリの概要、プライバシーポリシー、利用規約などで構成された本当に簡易的なものです。

Androidアプリの完成と公開

67日目:Android版納品

依頼から約2ヶ月でAndroidアプリが仕上がってきました。

構想してきたものが実際に出来上がってくると結構嬉しいものです(笑)それはさておき、仕上がったものをそのまま公開するわけにはいきません。

次はデバッグ(アプリテスト)作業に移ります。

68日目~82日目:デバッグ、修正

納品されたアプリは必ず自分でデバッグ作業を行いましょう。

デバッグはapkファイルという、Androidアプリの本体ファイルを端末にインストールしてから行いました。apkファイルはパソコンでも実行できる方法はありますが、より正確なデバッグをするためにも実機(スマホ)を用意するがベターです。

ちなみに私の場合、Androidのスマホを持っていなかったので、白ロム(SIMカードが入っていないスマホ)を中古で購入しました。

デバッグ作業の主な項目は以下の通りです。

  • 動作や起動に問題はないか
  • デザインに問題はないか
  • テキストに問題はないか
  • 課金はきちんと行えるか

ここからは、デバッグ → 修正依頼 → 修正 → 確認、の繰り返しとなるので、修正項目が多いとそれなりに苦労するかもしれません。

83日目:Android版公開

デバッグ作業が完了したら、いよいよAndroidアプリの公開です。

Google Play Developer Consoleへアクセスして、用意してあった紹介用スクリーンショット、アイコン、説明文などを登録、そしてapkファイルをアップロードして完了です。

下記に参考となる外部サイトをご紹介しておきますが、もし分からなければ、プログラマーへ任せてしまっても良いと思います。

作業完了から2~3時間ほどでアプリはGoogle Playで公開となります。

参考AndroidアプリをGooglePlayでリリースする方法【初心者でも簡単!】(外部サイト)

iOSアプリの完成と公開

106日目:iOS版納品、デバッグ

依頼から3ヵ月半でiOSアプリが仕上がってきました。

iOS版ももちろんデバッグ作業を行います。iOSアプリの実機テストにあたり、私はTestFlightとというサービスを利用しましたが、方法は他にもあるのでプログラマーに相談するのが良いと思います。

デザインやテキストなど、大部分はAndroid版の時点で修正が完了していたので、iOS版のデバッグ作業はそれほど時間はかかりませんでした。

107日目~112日目:アプリ申請、審査

デバッグが完了したら次はアプリ申請ですが、Android版と同様にもし分からなければ、プログラマーへ任せてしまっても良いと思います。一応参考となる外部サイトを下記にご紹介しておきます。

参考[iPhone] iTunes Connect にアプリ情報を登録して申請する(外部サイト)

また、iOSアプリをApp Storeに公開するにあたり、アプリ審査を通過しなければなりません。

私は幸いことに一度リジェクト(審査落ち)されただけで済みましたが、出会い系アプリやチャットアプリは何度もリジェクトされることがあります。アプリを申請するにあたり、特に下記項目に不備がないか確認しておきましょう。

  • アダルト要素が含まれていないか
  • 管理者への通報する機能があるか
  • 24時間以内に通報されたユーザーを排除できる管理体制にあるか

113日目:iOS版公開

アプリ審査を通過したら、いよいよiOSアプリの公開です。

iTunes Connectのステータスが「販売準備完了」になったら、数時間(私の場合は2時間ほどでした)のうちに、App Storeで公開となります。

お疲れ様でした!

まとめ

以上、私が約4ヶ月で出会い系アプリを作成し公開した流れとなります。

読んで頂いて分かると思いますが、基本的にプログラマー、デザイナーに頼る部分はかなり多かったと思います(笑)

私のやり方が参考になるかどうかは分かりませんが、自分でやるべき事と人に任せる事をきちんと分ける事は、効率よくアプリを作成する上でとても大切です。まして、プログラミングやデザインを一から勉強するのは、相当な時間とお金が必要となりますので。

もちろん、今回ご紹介した以外にも細々とした作業は同時進行で行っていました。売上や広告費などの試算、競合アプリの調査、広告出稿の手配、インターネット異性紹介事業の届出など・・・。それらに関しては、また別の機会にご紹介できたら、と思います。

以上、最後までお読み頂きありがとうございました。

2018年10月7日追記

出会い系アプリの売上や利益など、運営前に知っておくべき数字についてまとめました。詳しくは下記の記事をご参考にしてください。

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