まさか自分が騙されるはずがない。
そうは思っていても、巧妙な手口で騙そうとしてくる出会い系のサクラ。特に出会い系の初心者は、相手の女性が本物か偽者かの判断がつかないため、サクラに騙されてしまう傾向にあるようだ。
今回ご紹介するのもそんな出会い系のサクラに騙されてしまった一人の男性の話。
一見して馬鹿げているような内容にも見えるが、実はサクラがよく使うパターン。出会い系初心者の方は覚えておいて損はないはずなので紹介したいと思う。
きっかけは一通のメッセージ
男性の話は「出会い系のサクラに騙されて疑心暗鬼になったんだが…」という某掲示板サイトへの書き込みから始まる。
どうやらこの男性、サクラからのメッセージを本物の女性からと信じ込んでしまったようだ。実際に受け取ったメッセージの内容は以下の通り。
○○さん 初めまして!
いろいろあって
気分転換したいなぁと。
掲示板みました(๑´•.̫ • `๑)
ごはんゴチになりますw
よろしくお願いします☆
ハッキリ言ってかなーり怪しい。とりあえずこの段階ではサクラか本物の女性かの判断は難しいので、もう少し会話を続けて素性を知りたいところ。
しかし!この男性はすぐに会う約束をしてしまう。
はじめまして
メールありがとうございます!
ごはんいきましょう
何時くらいから大丈夫です??
実はこのようにすぐ会う約束に応じる女性はサクラと断定して間違いない。
なぜなら、一般の女性であればもっと男性を警戒するのが当然だからである。
サクラは男性にポイントを購入させることを目的としており、つまり、男性の気を引いて会話を引き伸ばそうとしているのが明白だ。
とんとん拍子で話は進み・・・
そんなことにも全く気づかない男性。このままではサクラの思う壺だが、とんとん拍子で話は進んでしまう。
どこ住みですか?
夕方からフリーになるので、いますぐでないのですが大丈夫ですか?
大丈夫です
ぼくは立川住みです!
そちらの方面でなくても
いいのかな?
待ち合わせ場所 どの辺りイメージしてましたか?
新宿とか?ていう感じでした
新宿OKです
じゃあ新宿に19:30くらいでいいです??
はい OKです!
『上手い話には裏がある』とはよく言ったものだが、ここまで上手く行き過ぎると警戒心もなくなってしまうものだろうか。
男性は疑う姿勢を全く見せないまま、遂に約束の時間を迎えてしまう。
カカオトークの交換はスルー
しかし、ここで男性は自分が致命的なミスを犯している事に気付く。新宿という場所で待ち合わせをしたものの、詳細な場所までは決めていなかったのだ(笑)
相手が本物の女性であれば「新宿のどこですか?」と聞いてくるのが当然だが、相手はサクラ。そんな事は一切おかまいなしというわけである。
何ともお粗末な男性ではあるが、ここで事態の収拾を図る為にカカオトークで連絡を取り合う提案を切り出す。
かかおとかで話せません??
えっ
いきなり新宿まできてからですか??
あの…30分経つのですが
新宿にいらっしゃらないのでしょうか?
冷やかしだとしたら言ってください。
カカオトークで連絡を取り合ったほうが便利なはずだが、全く応じる姿勢を見せない女性。
安全上の理由で連絡先交換を禁止している出会い系サイトやマッチングアプリもあるが、本物の女性であれば連絡先交換に応じる姿勢を少しでも見せるはずである。
そのまま会話を続けようとするのは、サクラの証拠とも言える。
結局は会えないまま・・・
その後、のらりくらりと会話は続けられたが結局、男性は女性に会えないまま(相手はサクラなので当然ではあるが・・・)二人のやりとりはどこまで続いたかは不明だが、この時点までで男性はかなりのポイントを購入してしまったことが想像できる。
また「疑心暗鬼になったんだが…」と本人が書き込んでいることから、メンタル面も相当疲弊してしまった様子がうかがえる。
出会い系のサクラなんかに騙されるわけない、と多くの男性が思うだろうが、”まさか”は突然襲ってくる。今回の男性もちょっとした気の緩みから悲しい末路を辿ってしまったのかもしれない。
ちなみに、今回の話を振り返ると、
- すぐに会う約束に応じる
- カカオトークなどの交換に応じない
これらはサクラの分かりやすい特徴である。出会い系サイトやマッチングアプリを利用する男性は是非注意して頂きたい。